【リモートワーク実践編!④】NYと日本の働き方や仕事感覚の違い

【リモートワーク実践編!④】NYと日本の働き方や仕事感覚の違い

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皆さま、こんにちは!Workstyle-reform.com運営会社の株式会社DATAKIT、マーケティング企画部の青木です。
DATAKITは、今年度から「リモートワーク」の試験実施をスタートしました。そこでいま私は、3週間ほどNYに来て仕事と休暇を楽しんでいます。

今までの記事はこちら↓
【リモートワーク実践編!①】NYまで行って仕事してみた ~準備編~
【リモートワーク実践編!②】離れて仕事をする際のプロジェクトタスク管理
【リモートワーク実践編!③】Trelloに登録したタスクの確認方法

こんなにも違う?!日本とNYの仕事スタイル

まぁ、3週間足らずの滞在で多くを語れるほどでもないのですが(笑)、NYに来て最初に感じたのは「みんな適当やな…」でした。地下鉄に乗ると、お世辞にも「きれい」とは言えず、クーラーや行先表示の故障なども目立ちます。
滞在初日に言われたのは、「1両だけ空いている車両があったら要注意。クーラー壊れてるか汚れてるかだから」。その言いつけをコロッと忘れて一週間後に「後ろの車両、空いてるぅ~」と乗り込んだら、熱中症になりそうな暑さでした(笑)

あと、こちらの地下鉄は時折、「止まるはずの駅に止まらない」という事件を起こします。ニューヨーカーも慣れているとは言いますが、その文句を車掌さんに言ったところで、車掌さんは「私に言われても困る。止まれないんだから仕方ないでしょ」と、ハッキリきっぱり怒り出すか無視を決め込むか。

24時間運航であるため、車両の修理や駅の修繕がしにくいという事を差し引いても、日本が求めるサービスレベルとは程遠いものを感じます。

「皆さん自由に仕事してるなぁ」というのが、街を歩いていて思うことです。

NYには、リモートワーカーやフリーランサーがたくさん!

アメリカでは、起業に対するハードルが非常に低いといいます。それは、起業時の登記が非常に簡単であったり、破産法のハードルが低いことなどに表れているようです。また、副業規定もないため、企業に勤めながら副業で起業をしている人も多くいます。

そんな人たちにとって強い味方なのが、あらゆるカフェやホテル、公的機関の提供するフリーWi-Fi。
リモートワーク実践編の1つ目の記事でも紹介しましたが、図書館のみならず屋外の公園でもWi-Fiを使うことが可能です。そんなWi-Fiを使ってカフェやホテルのロビーなどで、自前のオフィスを持たずに仕事をする”ノマド”とよばれるスタイルも盛んで、多くのカフェで長時間、パソコンを操作する人々を見かけます。

逆に、「ノートパソコンの使用は18時まで」と張り出しているカフェもあり、こちらではカフェなどで仕事をすることが一般的に見えます。

異国で働くとは…

今回、NYで仕事に関する話ができたのは、以下の4名でした。

  • Aさん(30代後半・女性・NY在住18年ほど):日本から留学生として大学で渡米。卒業後、そのまま大学職員として就職し今に至る。
  • Bさん(40代後半・女性・NY在住7年ほど):10年前、日本から30代半ばでネイリストとして渡米し、近々独立予定。
  • Cさん(30代後半・女性・NY在住18年ほど):Aさんと同じく留学生として渡米後、日系企業に就職。
  • Dさん(20代後半・男性・NY在住1年ほど):ドミニカ共和国から家族と一緒に移住。近所のカフェなどでアルバイトをしている。
20代からNYで働くAさんのお話

Aさんは、聞けば誰もが知っている名門大学のキャリアカウンセラーとして毎日を過ごしています。大学進学時に渡米して、そのまま修士課程などを経て大学職員となりました。

彼女に話を聞いた中で感じたのは「人種の壁」でした。賛否両論あるテーマだとは思いますが、やはり有色人種である事で、そうではない人たちと比較して明らかな差別を感じる時がある、と言います。

3つの修士号を持ち、NY州のセラピストライセンスを持っていても、上司に「あなたは英語ができないから」と言われ、昇進させてもらえないという現実に憤りを感じる時がある、と語ります。

30代半ばからNYで働くBさんのお話

Bさんは、日本のネイルサロンのNY支店長として勤める傍ら、近々、独立を考えているといいます。
現時点で経営も含めてほとんどの業務を店長として管理しており、自分の力で勝負がしたいという思いと、経営者になって成功したいという思いを強く持っておられました。

彼女に、「NYへの思い入れはありますか?」と聞いたところ、彼女はこう答えました。

「私はNYが、色々な意味で世界の最先端だと思っている。そして、ネイルの技術は、日本が最先端だと思っている。だからこの街で、誰よりも高い技術を持ったテクニシャンを育てて、ネイリストとしても成功したい。私は30代半ばでNYに来て、途中カナダに3年住んだこともあるけれど、やっぱりこの街に戻ってきた。あらゆる人脈やあらゆる最高峰に触れて、チャレンジができるこの街に。」

NYを自由に楽しみながら働くCさんのお話

Cさんは、Aさんの幼馴染でもあり、NYを自由に楽しむ女性でもあります。食べることと飲むことが大好きで、ニューヨーカーですら知らない穴場スポットをいくつも紹介してくれました。

そんな彼女はNYで働くことについて、「この街は汚いし雑多で嫌い。でも、さっき行ったギリシャ人の経営するバーだって、隣にギリシャ人が座って話す中、日本人とスリランカ人が一緒にお酒を飲んで、向こうの席には中国人がいて、その向こうにはイタリア人が座っていて。そういう場所だからこそ経験できることがたくさんある。私はきっと、この街を離れないわ。」

NYで夢を持って働くDさんのお話

最後に紹介するDさんは、NYに夢を持ってドミニカから移住してきた若い男性です。彼はNYへの憧れをこう語ります。

「NYには、ドミニカにいたときには見たこともない物や人がたくさん。ドミニカで手にできなかったチャンスが、ここにはあると思ってる。今はアルバイトで生活も本当に苦しくて、時にはドミニカに帰りたいと思うときもある。でも、必ずここで仕事を得て、成功して、家族を養っていきたいんだ。」

異国で働くということに、大きなストレスと文化の違いに戸惑うことが多々あるのは、想像に難くありません。しかし、そこには住んでいる人の数だけ様々な思いがあり、様々な国から、様々な文化を持った人たちが多く集まるNYには、日本にはない大きなチャンスと成功が存在するということを、皆さんの話から感じたのでした。

どこでどう働くかを自由に選ぶ

日本で働いていると、異国で働くことはおろか、「もう30代だし…」と年齢を気にしたり、「会社のルールだし…」と周囲を気にして萎縮してしまうことが多くないでしょうか。しかしここNYでは、様々な人種の人々が、年齢や性別をものともせず、様々な思いで仕事をしています。

また、思い思いのスタイルで働くことが許されており、副業はもちろん、休みの取り方も非常に自由だといいます。そんな中で私がこちらで感じたのは、NYがいい、日本がいい、ということではなく、どこでも自由な発想をもって「自分の働き方を決めること」に意識的でいようということでした。自分の中の「当たり前」は、どこかの国では「非常識」である事も多々あります。逆に、「こんな事したらアカンやろな…」という思いは、まったくの独りよがりな思い込みかもしれません。

昨今、毎日のように目にする”働き方改革”を一時の流行で終わらせないように、まずは自分がどのように働けることが自分にとって最適なのかをしっかりと考え、その実現に向かって広い視野で制度を選択していく必要があるということを、このNY滞在で強く感じました。皆さんもぜひ、自分にとって最適な働き方と、それを実現させる方法を考えてみてはいかがでしょうか。時には、日本を飛び出すという選択肢も考えながら。

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