RPA運用にかかるコスト(費用)は?各RPAの費用を徹底比較!

RPA運用にかかるコスト(費用)は?各RPAの費用を徹底比較!

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働き方改革や労働生産性など、企業が対応すべき解決策として注目を浴びているのがRPAです。しかし、RPAと一言で言っても、ツールによって費用は無料から数百万円とバラバラです。

そこで、今回は費用面からRPAツールを徹底比較していきます。

4つのRPAツールを比較してみた

今回取り上げるツールは以下の4つです。

  • WorkFusion
  • WinActor(ウィンアクター)
  • UiPath(ユーアイパス)
  • Automation Anywhere(オートメーション・エニウェア)

以下、順に説明していきます。

WorkFusion

企業向けの高価格製品が多い中で、珍しく無償のPRAツールです。世界150か国で25,000以上のダウンロードされた実績をもっています。AI技術にも力を入れており今後の動向も気になるツールです。

問題点として、説明がすべて英語表記であることです。

解説されているものも少なく、自前でやっていけるエンジニアがいれば良いのですが、いない場合はいささか難しいかもしれません。また、容量が多いため性能の低いパソコンにインストールすると失敗し、動作がもっさりとしてしまうことがあるようです。無償の製品だからといって安易に使うとなると痛い目をみますので、ある程度の性能を備えたパソコンを用意したほうが良さそうです。

機能は少なめですが、無償で使うことができるので重宝します。現時点での機能で問題なければ検討してみることもありではないでしょうか。

無償版よりも性能の高いRPA Express PROやAI技術も組み込んだWorkFusion SPAN(Smart Process Automation)もあります。有償版の費用は要問い合わせになります。

WinActor

NTTのグループ企業である、NTTアドバンステクノロジが提供する国産RPA製品です。多くの国内企業と提携しており国内ではシェアNo1ともいわれています。ある意味、日本らしい画面構成になっているので、感覚で分かりやすく最初にWinActorを導入している会社は多いです。

ラインナップとしては、業務自動化のシナリオを作成・実行できるWinActorフル版と、WinActorフル版が作成したシナリオを実行するだけのWinActor実行版があります。

WinActorの費用は、以下の通りです。

  • WinActorフル版:1台当たり90万8000円/年
  • WinActor実行版:1台当たり24万8000円/年

また上位版として、NTTデータが開発したWinDirectorという管理統制用のシステムを導入すると、サーバーによる管理が可能になります。

WinActorは、現場の人がシナリオを作成できるので外部に開発を依頼する必要がありません。

その意味でライセンス費用や保守費用を入れても総額的には割安になることも多く、たくさんの企業で受け入れられている要因だと考えられます。また最初の1ヶ月であれば、試用期間として貸し出ししてくれる事もあるので、それで使い勝手を見極める事もできます。

UiPath

早い時期から日本にも目を向けていたこともあり、日本国内でもユーザーが多いツールです。
外国のメーカーではありますが、日本語の対応済みで好感がもてます。日本語のマニュアルやチュートリアル動画もあり、サポート環境は良好といえます。設計画面もすっきりとしており、使いやすいツールです。

また、個人や小さい会社であれば「UiPath Community Edition」が無償のため、最初のRPAツールとして使われることが多いのが特徴ですが、この無償ライセンスは、利用条件がありますので、注意が必要です。

UiPathは、無償のUiPath Community Editionの他に、カスタマーサポートを利用できる有償ライセンスもあります。

  • UiPath Studio
  • UiPath Robot
  • UiPath Orchestrator

有償ライセンスの料金は明確にされていない部分も多いので、問い合わせが必要ですが、UiPath Studioですと、52万5000円からです。有償でも30日間のトライアル版があるので、初心者には始めやすい環境が整っています。

また、最初は小さいところからスタートして、対象となる業務が拡大してきた場合はUiPath Orchastratorを導入するといったような、段階的に合わせた使い方をすることもできます。

一方開発を頼むとなると、費用はそれなりにしてしまいます。中堅の企業で、何人かのチームを組んで行ったような場合は最低でも数百万かかることになります。またサーバー代もかなりかかるようなので注意が必要です。

Automation Anywhere

アメリカのRPA市場のシェアがもっとも大きいとされるツールです。
日本では日立ソリューションズをはじめ、そうそうたる企業が提携しているところから、信頼性がみてとれます。

一方、導入費用というと年間最低の利用料が1,290万円とかなり高額なのが気になります。
AIの一部である機械学習も取り込まれているからだとは思いますが、ここまでの費用になってしまうと、大企業向けのツーツといえそうです。

おすすめはWinActor

今まで4点のRPAのツールをお伝えしてきました。

  • 最初はスモールスタートすることができる。
  • 費用も手頃である。
  • サポートも充実している。
  • 開発費用もあまりかからない。

などの点を考慮すると、WinActorから始めるのが一番やりやすいのではと考えます。サポートも充実しており、無料で試せる期間もあるためです。

最初はRPAを使っても何が効率化できるのかがイメージできない可能性があります。そのためにも、まずはつまずかないように、小さく始めることを意識した方が良いと言えるでしょう。

WinActorの導入を検討している方に向け、無料で相談に乗ってくれる企業もありますので、1度相談してみてもいいかもしれません。 > WinActor導入の相談をしてみる

もっとWinActorの理解を深めてから、じっくり検討したいという方には、無料で開催されているセミナーへの参加をおススメします。

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